専門職の人は、資格や経験、スキルや知識などを生かして転職した方が高い待遇を獲得できる可能性が高く、新しい職場でも自分の能力を生かして働けると期待できます。
その点でエージェントを利用するのは効果的な方法であり、多くの専門業界では、その業界に特化したエージェントを利用できるようになりました。一般的な職種を広く扱っているエージェントに比べると、ある専門領域に特化しているエージェントでは、専門的な知識を持っているスタッフを揃えています。そのため、自分の能力や業界事情をよく理解してくれていて最適な求人を紹介してもらいやすいのがメリットです。
しかし、このようなエージェントに相談しても、希望するような求人の紹介を得られないこともあります。あまり自分の専門職としての能力を生かせる求人の紹介がないというときには、エージェントの専門性との不一致が起こっていることを疑うのが賢明です。
エージェントは、その専門領域について網羅的に深い理解を持っているわけではありません。得意な分野も不得意な分野もあるため、たまたま自分の専門領域についての理解が浅かったという原因が考えられるのです。そのスタッフだけでなく、エージェント全体の得意分野が少しずれている場合もあります。別のスタッフに相談させてもらったり、他のエージェントに相談したりしてみるのが解決策として有望です。専門性が合っていないと自分の能力を理解してもらえないので、良い求人はあまり得られません。